第2回アグリサイエンスグランプリの最終選考会を聴きに行ってきた
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2015.10.05

第2回アグリサイエンスグランプリの最終選考会を聴きに行ってきた


「テックプランター」という起業支援プログラムの一環として開催された「第2回アグリサイエンスグランプリ」の最終選考会が2015年10月3日に都内で開催されましたので聴きに行ってきました。

 2015年度のコンペティションは「テックプランター」「バイオサイエンスグランプリ」「アグリサイエンスグランプリ」の3つに分かれて開催されているようです。

 このグランプリでは多数のスポンサー企業の協賛があり、「いち早くビジネスの目を見つけて一緒にやりたい」と思っている大企業の幹部が審査員として名を連ねていました。グランプリでは数十万円の企業賞がいくつか設定されており、また、最優秀賞では500万円の事業投資が得られるとのこと。本グランプリはお金を得ることに加えて、一緒に事業を進める仲間、コネクション、協力企業を得るのが目的といった感じに見えました。

 また、審査員に名を連ねている企業の多くは「テックプランター」主催のリバネス社と共に、ベンチャー投資ファンドを設立したメンバーが大部分を含めており、彼らの目にとまれば本格的な投資も受けられそうです。

 最終選考会に残っている11団体は、「アイデアと方向性が固まり今日にも法人登記するぞ」といった段階の団体から、既にビジネスとして開始しており、さらなる事業拡大のためにエントリーしたといった団体まで様々でした。

↓先日、紹介したShojinmeat Projectの羽生氏もなかなか良いプレゼンしており、最優秀賞ゲットしました。おめでとう!

↓各団体の展示物も置かれており、休憩時間にはディスカッションが盛り上がっておりました。


 アグリ(農業)は「植物バイオ」であり、バイオハッキングを生かす良い分野だと思っています。

 今回プレゼンを行った各団体はいずれも大学・企業で十分なバイオ、アグリの基礎知識を学んだ人ばかりでしたが、事業を起こす元となるアイデア・シーズは比較的シンプルな内容が多かったように思いました。自宅でアグリ研究、バイオ研究するグッズが簡単に手に入る世の中なら、この手の事業のシーズはもっと幅広い層から出てくるだろうなと思います。

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