細胞に金属ナノ粒子を入れ、マグネットで細胞筋トレさせると良い心臓筋肉組織が出来る
カテゴリー:新技術(記事数:2)

2017.09.14

細胞に金属ナノ粒子を入れ、マグネットで細胞筋トレさせると良い心臓筋肉組織が出来る


金属ナノ粒子を細胞に取り込ませ、磁石で挟む概念図(出典:A 3D magnetic tissue stretcher for remote mechanical control of embryonic stem cell differentiation.Nat Commun. 2017 Sep 12;8(1):400. PMID:28900152)
 京都大学の山中先生が見出したiPS細胞を使って様々な臓器の細胞が作り出せるようになっていますが、そこから機能的な臓器を作る研究はまだまだ不十分といえます。今回、フランスの研究者Claire WilhelmらがES細胞から作り出した心臓の筋肉細胞にナノサイズの金属粒子を入れ、磁石で挟み込み、「伸び縮み」刺激を加えることで、心臓の筋肉細胞として必要な遺伝子発現が増強されることを報告しています。

↓実験の概要と結果。引っ張り刺激を多く与えた方が心臓の筋肉細胞に重要な遺伝子発現が上昇しているのが分かる(出典:同上)。


 この方法は、細胞の特性を向上させるのみならず、複雑な臓器を細胞から作製するために個々の細胞の動きをコントロールするのにも使えそうです。

 余談ですが、先日、人工肉つくりを目指すshojin meatの取り組みを紹介しました。今回紹介した磁石を用いる方法を利用することで、よりウマい肉が作り出せるかもしれません。

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