科学雑誌Science記事:ついにポケットサイズの遺伝子シークエンサーが活用されはじめた
カテゴリー:バイオハッカー用実験器具(記事数:32)

2017.05.23

科学雑誌Science記事:ついにポケットサイズの遺伝子シークエンサーが活用されはじめた

 数年前は多くの研究者が懐疑的だったポケットサイズの遺伝子シークエンサーが研究者に活用され始めたようです。この技術は現在のソフトナノテクノロジーの頂点にも当たるような画期的な技術で、穴の空いたタンパク質の中をDNAが通り抜ける際のタンパク質に生じる電気的変化を測定し遺伝子配列を読み取ります。

この技術は2016年のScienceが選ぶブレイクスルー・オブ・ザ・イヤーに選ばれています。

 このポケットサイズの遺伝子シークエンサーを開発するオックスフォード・ナノポア・テクノロジー社の主催するセミナーが先週ロンドンで開かれ、研究者達が様々な活用例を紹介したそうです。

 記事によるとまだこの技術での遺伝子分析は読み取りミスも多いが、速いスピードで改善が進んでいるとのこと、着実に1回の読み取りで読める長さは伸びており現在の最高記録は1回の読み取りで大腸菌のゲノムの6分の1に当たる82000baseを読めたそうです。

 これまで想定していなかった用途としては1分子の遺伝子を読むため、遺伝子に生じた化学的修飾やスプライシング変位を検出しやすいメリットも明らかになってきたそうです。また現在読めるのはDNAですが、RNAの分析も検討が進んでおり、これが実現すればRNAウイルスを直接検出することが可能となるとのこと。

 この手のひらサイズのMinIONという遺伝子シークエンサーはたった1000ドルで、セミナーではこの技術を太陽系外探査に使うことを考えているNASAの研究者も見られたようです。

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いいっすね!=57
001 [05/23 22:31]ナノ@NetHine:いいながれ。個人的には前処理がもっとロバストになるといいのにと、思う。 (24)

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