エレクトロニクス専門家によるバイオハッカー集団「グラインドハウス・ウェットウェア(Grindhouse wetware)」
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2013.12.10

エレクトロニクス専門家によるバイオハッカー集団「グラインドハウス・ウェットウェア(Grindhouse wetware)」

埋め込み型デバイス「Circadia」(リンク先より)
埋め込み型デバイス「Circadia」(リンク先より)
 グラインドハウス・ウェットウェア(Grindhouse)はTim Cannonにより2012年1月に設立されたプログラマー、エレクトロニクスの専門家が中心となったバイオハッカー集団です。

 コンセプトとしては「今直ぐに出来るバイオハッキング」を目指し、ナノテクノロジーや合成生物学といった最新のテクノロジーを使わず今、身近にある電気エンジニアリング技術と解剖学の知識・プログラミング技術のみで行えることを追求しています。

現在進行中のプロジェクトは以下の3つです。
1.サイバーグローブ「Bottlenose」10イイネ 3 Tweet
 音波・光・電波・温度などの情報を取得するサイバーグローブです。このサイバーグローブは皮下に埋め込んだ磁石を通じて人間の五感のみでは知ることの出来ない情報を感じることが出来ます。皮下に磁石を埋め込まずに振動のみで情報を伝える非侵襲型のバージョンも検討中です。

2.脳電気刺激キャップ「Thinking Cap」1イイネ 1 Tweet
 帽子型のデバイスです。帽子の内側に電極があり、ここから出る電気刺激で帽子をかぶっている人の脳を活性化させたり、沈静化したりすることの出来る帽子です。

3.埋め込み型生体情報取得デバイス「Circadia」14イイネ 16 Tweet
 皮下に埋め込み、体内の様々な情報をBluetoothを通じて発信し、手持ちのスマートフォンや、インターネットに直接情報を送信出来るデバイスです。このデバイスを埋め込むことで頻繁に病院に行く必要が無くなると期待されます。また、本体にはLEDが内蔵されており、皮膚を通じて見える光により本体のみで身体の様々な状態を知ることも可能です。

 かなりマッドな雰囲気漂うこのバイオハッカー集団ですが、先日ついに誰の助けも借りずに開発したデバイス(恐らく上記のCircadia)を自分の身体の中に埋め込んでしまいました。埋め込んだ腕の様子と、動作が下記リンクの動画で見ることが出来ます。


Category:ブレイン・マシン・インターフェース

 Keyword:合成生物学/14



※当サイトで実施している実験において使用している試薬・機器は全て一般の人が購入・入手可能なものです。入手方法は過去に紹介されているはずですが、見つけられない場合はコメント欄等でお問合せください。

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