2015.06.19
バイオエンジニアリングを駆使した未来の食材を提案するサイト「ビストロinvitro」
「in vitro(イン・ビトロ)」とは、生物学用語で「身体の外で」という意味です。近年のバイオテクノロジーの大衆化により試験管の中で肉を作る試みが報道されたこともありましたが、このような「食物」はいずれ本当に「食料」として登場し、その種類は増えていくのは間違いないでしょう。また、キッチンでバイオテクノロジーでちょっとした食材を準備することが出来るかもしれません。「ビストロinvitro」はそういった未来の食生活の様子をレストラン形式でイメージ化したサイトです。
サイトでは有名な各種人工肉以外にも「透明化した魚のお刺身」、ガチョウやアヒルを苦しませずに作る「人工フォアグラ」、有名人のDNAから作られた肉、人工フルーツなどに加えて、自宅でピクルスや梅酒を漬け込むような感じで作る肉や、様々な食材をキッチンで作るためのインキュベーターなどのアイデアが掲載されています。
- Everything Stew from the Home Incubator - Bistro In Vitro(キッチンに置く食材作製用インキュベーター)
普通の方法で作れる食材をバイオの力を借りて作る必要はないかもしれませんが、バイオでしか作れない食材、バイオで簡単に作れる食材はこれから次々に出てくると思われます。個人的には化石から抽出したDNAから再構築した「恐竜肉」、希少な動物の肉など、また、栽培の難しい植物(チョコレートなども栽培環境が限られている)もいずれバイオ生産品が出てくるのではないかと想像しています。また、キッチンにちょっとしたインキュベーターを置いて、少量しか使わない食材を増やしながら使うという将来像はリアリティーを感じます。
- Bistro in Vitro is a virtual restaurant serving artificial meat65イイネ 110 Tweet
- Bistro In Vitro is werelds eerste kweekvlees restaurant13イイネ 28 Tweet
- どの人工肉が食べたい? 再生医学を駆使する仮想レストラン開業 : ギズモード・ジャパン 20 users252イイネ 133 Tweet
Category:未分類
※当サイトで実施している実験において使用している試薬・機器は全て一般の人が購入・入手可能なものです。入手方法は過去に紹介されているはずですが、見つけられない場合はコメント欄等でお問合せください。
コメント
この記事のアクセス数:→カテゴリー:未分類(記事数:55)