自宅でのバイオ研究にいろいろと使える激安の遠心分離装置「OpenFuge」
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2014.01.28

自宅でのバイオ研究にいろいろと使える激安の遠心分離装置「OpenFuge」

OpenFuge遠心分離装置(リンク先より)
OpenFuge遠心分離装置(リンク先より)
 バイオの実験ではよく「遠心分離装置」を使います。この装置は様々なものを高速で回転し、遠心力を利用して強いG(重力)をかける装置です。強いGをかけることで比重の違うものが素早く分離し、例えば溶液の中に浮遊しているDNA、細胞、不溶物などを沈殿させて回収・除去することが出来ます。

 今回紹介するOpenFugeはニュージーランド在住のCopabXことKarlin Yeh氏が計画しているプロジェクトです。このプロジェクトでは「遠心分離装置」を低価格で一般の人に提供することを目指しており。計画では完成品を260ドル(3万円以下)、自分で組み立てるキットを200ドルで販売する計画です。また全ての設計図はオープンソースとして公開されています。

OpenFugeの本体は15cm×24cm×20cm、重さ1.6kgと小型で持ち運んで使用可能な充電式です。仕様としては2.5mlの溶液の入るチューブ4本を、最大9000rpm(1分間に9000回転)、最大6000G(地球上の重量の6000倍)で遠心分離することが出来ます。

 2014年1月現在、製品の最後のパーツを集めて出荷の最終準備をしているようです。また、さらにハイパワーの遠心分離装置の販売も計画中のようです。

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※当サイトで実施している実験において使用している試薬・機器は全て一般の人が購入・入手可能なものです。入手方法は過去に紹介されているはずですが、見つけられない場合はコメント欄等でお問合せください。

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