ゲノム編集CRISPR/Cas9自宅実験キットが150ドル、蛍光発光ビール自宅実験キットが160ドル、日本へ発送可能で送料55ドル
カテゴリー:バイオハッカー用試薬(記事数:9)

↑B


2017.02.24

ゲノム編集CRISPR/Cas9自宅実験キットが150ドル、蛍光発光ビール自宅実験キットが160ドル、日本へ発送可能で送料55ドル
CRISPR/Cas9 DIY experiment kit is available for USD150 and can be shipped to Japan for USD55.


「The Odin」という素晴らしいサイトを発見しました。このサイトはアメリカのバイオハッカーJosiah Zayner氏がバイオハッキングを世に広めるために開設したページです。このページではバクテリアを用いたCrispr/Cas9を用いるゲノム編集実験キット「DIY Bacterial Gene Engineering CRISPR Kit」150ドル、蛍光発光するように遺伝子導入したビール酵母を用いた光るビール作製キット「Genetically Engineer Any Brewing or Baking Yeast to Fluoresce」160ドル、既に蛍光遺伝子導入された酵母「PreEngineered Fluorescent Brewing and Baking Yeast」30ドル、遺伝子実験を自宅でするために必要な色々なものが含まれた「Genetic Engineering Home Lab lit」1095ドル(小型遠心機を追加する場合は+150ドル)などが売られています。嬉しいことに日本にも発送可能です(55ドル)。

 他に発光遺伝子のプラスミドベクター、各種の遺伝子実験用バクテリア(E.coli BL21、E.coli DH5a、HME63 E.coli)なども購入出来ます。

例えばゲノム編集DIYキットの中身は

 リンク先では詳細な実験方法が公開されています。確かにこのキットを使って自宅でゲノム編集を行う可能ですが、実際にこのキット行っている内容は、バクテリアに抗生物質「ストレプトマイシン」が効かなくなるようなゲノム編集を行う内容となっており、結果として観察出来るのは、通常は増えてこない抗生物質入りのプレートでバクテリアが成長しコロニーを形成するというもので、実験的にはちょっと感動得難いかもしれませんが、こんなに簡単に生命の設計図であるゲノムを編集出来るということを知るには良いかもしれません。

Category:バイオハッカー用試薬



※当サイトで実施している実験において使用している試薬・機器は全て一般の人が購入・入手可能なものです。入手方法は過去に紹介されているはずですが、見つけられない場合はコメント欄等でお問合せください。

コメント

いいっすね!=7

名前
コメント(※改行は省略されます)

※3回以上の連続書き込み不可
この記事のアクセス数: ↑B
[RSS]

→カテゴリー:バイオハッカー用試薬(記事数:9)