2017.08.08
慶応大のバイオサークル「BioCraft」が自宅でも出来そうなプラナリア実験をMaker Faire Tokyo 2017でデモンストレーション
Planaria may be a suitable creature for DIY bio-hacking
慶応大学SFCのバイオサークルBioCraftがプラナリアの実験キットを先週末に東京ビッグサイトで開催されたMaker Faire Tokyo 2017に出展していました。BioCraftは今年出来たサークルだそうで、ヘルスサイエンス専攻の江村翼氏と、バイオインフォマティクス専攻の原田誠史氏がタッグを組み各自の得意分野を生かして面白い事をやろうという趣旨とのこと。
今回展示していたのは「プラナリア(Planaria)」、プラナリアは2つに切ってもそれぞれが再生して2匹になるフザケた生き物として有名です。下記は会場に持ち込んでいたプラナリアの写真
プラナリアは自宅で生物実験する時に色々と使えそうだけど、どうやって入手するのか分からなかったのですが、聞くと川に牛肉放り込んでおくと採れるそうです。飼育時のエサは豚レバーでOKとのこと。1匹捕獲に成功すれば、どんどん増やすことが可能なので、実験に使用することが可能とのことです。プラナリア - Wikipedia 4 users
あ、本当だAmazonで生きたプラナリア売ってる(笑)↓
今回展示していたのは、このプラナリアに「電気刺激」と「光刺激」を与えることで、「パブロフの犬」でおなじみの条件反射反応を学習させることに成功したそうです。下記がその実験キット、Arduinoで制御している感じでしょうか。
実は生きたプラナリアは初めて見ましたが、バイオハッキング向けに応用出来そうな生き物ですね。
Category:バイオハッカーイベント
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コメント
いいっすね!=242
001 [09.09 11:14]佐藤ひな:こんにちは私は延岡星雲高校フロンティア2年の佐藤です!突然でご迷惑をおかけしているのは承知ですが一つ聞きたいことがあります。私たちはいま課題研究でプラナリアに電気を与え記憶をどれくらい維持しているかの研究をしているのですが、装置の作り方が曖昧です。慶応大学バイオサークルさんに電気を与える装置(マイコンなど)の作り方を参考程度に教えて頂けないでしょうか。高校でつくれる範囲が決まっているため大学のように本格的ではないのでも充分大丈夫です。どうかおねがいします。 ↑(129)
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