夜光虫(ウミホタル)飼育セットを購入!買ったその日からピッカぴか光って楽しい
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2019.07.08

夜光虫(ウミホタル)飼育セットを購入!買ったその日からピッカぴか光って楽しい


購入したのは↓です。

↓昼の12時ぐらいに常温のレターパックで届いて、半日ほど窓際に静置して光合成させた後、その日の晩に光らせてみたところ。(※右側でピカピカ同じような青で光っているのはディスプレイのスリープモードの光です。)
これは楽しい!!!

↓キットは「夜光虫」と「夜光虫ウォーター」それぞれ200mLぐらいと説明書A4一枚です。


↓夜光虫のボトルは、もやもやと粒子状の何かが見え、恐らく「夜光虫」が見えます。見た目は藻が増えた液体って感じ。沈殿する気配はなく中性浮力を維持しているか表面に浮いている感じ。


↓弱く振ったところ、表面に浮いてきて密度の濃くなっている夜光虫が光ります。本当に明るく美しい青色発光です。


↓続いて溶液全体に夜光虫が分散した後に再度降ってみました。弱く液体全体が光ります。


説明書によると送られてきたのは日本の海岸でピカピカ光っているヤコウチュウ(Noctiluca scintillans)ではなく外来種のPyrocystis fusiformis(以降Pyro)とのこと。日本のヤコウチュウは葉緑体を持たない「動物」ですが、この送られてきたPyroは葉緑体を持ち光合成で増える、どちらかというと「植物」だそうです(光合成は蛍光灯でもOKとのこと)。説明書には外来種なので海に流すなと書いてあります。
うちの近所の海で赤潮とともによく夜ピカピカ光ってるので国産の「ウミホタル」は買うまでも無いのですが、光合成で増やせるとなると買ったかいがありましたね。

説明書から要点をピックアップすると
  • (1)飼育温度は15〜27℃とのこと。
  • (2)常時光るわけではなく刺激を受けると光る
  • (3)昼と夜があり、昼間に暗くしても光らない
  • (4)光合成していれば1か月程度放置してもOK
  • (5)1日1回は降った方が良い。
  • (6)付属の「夜光虫ウォーター」を7〜10日ごとに25mL加えること。
  • (7)夜光虫ウォーターを足す時は雑菌が入らないように手早く行うこと。
(1)を見ると、原産地はかなり暖かい地域でしょうか?ここ湘南の海に流しても冬は超えられ無さそう。(5)の記述は興味深いですね。発光のためにPyroの中で作られるルシフェリンとかルシフェラーゼがたまりすぎると体に悪いんでしょうか?(6)の頻度を考えると、このキットの夜光虫ウォーターで約8週間の間Pyroを維持・増殖出来るようです。夜光虫ウォーターはAmazonで追加で購入出来ますが
しかしこの夜光虫は単なる海水に必須ミネラルが入っている程度と予想。我が家には海水水槽があり、色々と海水環境を作るためのものがあるので他のもので代替出来ないか試してみようと思います。
(7)と書いてありますが、購入段階ではPyro以外は完全に除去されているんでしょうか?送られてきた250mLボトルは研究用機材なのでそれなりの設備のある販売者と予想します。

色々と遊べそうですね。やってみたい事としては
  • (1)高密度培養してバリバリ光らす。
  • (2)冷凍保存可能が調べる
  • (3)魚に食わせて光らせる(笑)
  • (4)いつでも光らせられる乾燥物を作ってみる。こんなの売っているし↓
  • 発光実験用乾燥ウミホタル ビン入り(amazon)
  • (5)ボトルに入れてカバンに付けて光るアクセサリーにする。けっこう素敵かと。
  • (6)増やして「青汁」として飲んでみる。毒が無ければ栄養価はユーグレナと似たようなもんだろw。むしろ光る方が流行るかも。これ安全性確保出来ればバーとかで出す光る飲み物の材料に出来るんじゃないか?
自宅の海水水槽にブチこむとどうなるんでしょうか。貧栄養な水槽だからそうそう増えないかな?

追記
下記によると大きさ1mm近い超大型渦鞭毛藻で細菌に弱いらしい。抗菌剤の添加で飼育が簡単になったと書いてあります。入手可能な中でどの抗菌剤が使用可能なのかの情報が知りたいな。

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※当サイトで実施している実験において使用している試薬・機器は全て一般の人が購入・入手可能なものです。入手方法は過去に紹介されているはずですが、見つけられない場合はコメント欄等でお問合せください。

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