2020.02.18
ここ10年ぐらい、尿酸値がじわじわじわじわと上がり続け、ついに数年前から基準である7.0を超えてしまいました。尿酸値は高い状態が続くと、「痛風発作」という大変痛いことになるそうです。幸運なことに体験したことはありません。この前の健康診断では7.6でした。下記のリンクを見ると7.6なんて、まだたいしたこと無いみたいだけど、どうにか数値を下げたい。
健康診断で尿酸値を測定するのは年に1回なので、どうも下げようというモチベーションが持続しないんですよね。自宅で月1回とか測定出来たら改善のモチベーションが続くのに。。。。と思って検索してみると、どうやら日本国内では尿酸値の測定は医療行為だったり、測定装置は「医療機器」だったりして個人では購入出来ないようです。
こんな時は海外の通販サイトをチェック。ほらアメリカのAmazon.comにあった
尿酸値25回、血糖値25回測れる消耗品付きの機械が45ドル、日本への送料6ドルで売っているじゃありませんか!血糖値測定は糖尿病の人にとっては生命線だと思うので安い機器があるのは理解出来ますが、尿酸値を自分で測定するニーズが海外にはあるのでしょうか???????
調べると医療機器の輸入は個人で使用する1個だけなら合法とのこと。
まあ、記事書くために今調べたんだけどw
これが箱。
中身を出してみたところ。
説明書、同梱物の説明。
説明書は全部英語です。まずは電池を入れてねとのこと。キットにはついて無いので100円ショップでCR2032電池を買ってきました。3個で100円。ちなみにこのページ以外は読んでません。適当にやったら使える程度です。
本体を手に持ったところ
本体の裏ブタを開けて電池を入れます。
本体の上部には測定紙の挿入口があります。
本体に2つあるボタンを使って時計を設定します。測定結果を表示する単位も選べます。日本の健康診断で一般的に使われるmg/dL単位を選びました。ボタンは初期設定に必要ですが、実際の測定は電源ON/OFFも自動だしボタンは使いません。
尿酸(Uric Acid)測定用と書かれたボトルと補正用電子チップ
尿酸チップの中身。数えてませんが25本の測定紙が入っているはず。紙ベースのようですが、測定装置への差込口には電気的な端子が見られ、かなり高度な技術で作られている感じです。
血糖値(Glucose)測定用と書かれたボトルと補正用電子チップ
血糖値用ボトルの中身
次に指からちょっとだけ血を出すための「ランセットデバイス」と「滅菌済みランセット」
これが「ランセットデバイス」
これが滅菌済み「ランセット」です。
説明書が中国語で使い方が分からなかったけど、試行錯誤したら分かりました。
ランセットデバイスのフタを空けます。
そして滅菌済みランセットのキャップをはずし、装着
ランセットデバイス表面にはダイヤルがあります。どらぐらい深く刺すのか設定のようです。一番小さいダイヤルから試して行こうと思っていたら、一番小さいダイヤルで十分な血が出たので他は試してません。ダイヤル最大とか痛そう。
ランセットデバイスはバネの力で針を一瞬だけ指に刺すという動作をする装置です。ダイヤルはその深さを微調整する感じ。デバイスの先端を指に当ててボタンを押すとチクっとします。それなりにイタイですが、必要最小限の血を出せるよく出来た装置と思います。
さて測定です。
まず、付属の尿酸測定用補正チップを挿入すると自動で電源が入り補正されたはずです。恐らく測定紙の作成ロットごとに生じる微妙な結果のバラツキをこの補正チップで教え込んでいると思われます。
次に尿酸測定用の測定紙を挿入すると自動で電源ONとなり、「血を待ってます」みたいな画面になります。
ランセットデバイスでチクっとやり、刺したまわりを押すと血が絞り出ます。血は1分以内に止まっちゃう程度の傷です。
測定紙の横に血をくっつけると毛細管現象で血が吸い込まれていきます。
尿酸チップに血を付けたところ。尿酸測定は30秒程度かかります。
次の動画をご覧ください。
7.5でした。これは夜測定したものなのですが
同じ日の昼間は6.5mg/dLでした。正常範囲内じゃん!!!!測定誤差でしょうか?
下記のページを見ると食事により低下し、平常時は1日に0.5m/dLぐらい変動し、最大で2.0mg/dL変動すると書かれています。また、大量飲酒、無酸素運動、絶食、脱水状態とかあると数時間〜数日間は高値を示すとのこと。
引き続き何度か測定してみようと思います。
このキットは他に血糖値も測れる測定紙が25回分ついてきてます。昼ごはん前の空腹時に測定した結果、96mg/dL。昼ごはんの1時間後に測ったら126mg/dLでした。正常に測れている感じ。
血糖値測定は5秒でOKみたい。血を付けると動き出す全自動です。
使い終わった測定紙と、ランセット針です。測定紙は燃えるゴミ、ランセット針はリキャップして不燃ゴミかな。
本体には収納ケースが付属しているのですが、血糖測定紙のボトルと尿酸測定紙のボトルを両方入れるスペースがありません。
収納ケースのフタを閉めたところ。片方のボトルならコンパクトに持ち歩ける感じ。
尿酸測定紙は25回分で20ドル、日本への送料6ドルで追加購入出来ます。
測定1回100円って感じ。
今度、暴飲暴食とかした後に測定してみようと思います(笑)
追記
上記商品はもう販売していないようです。下記類似品
Category:DIY自己医療
※当サイトで実施している実験において使用している試薬・機器は全て一般の人が購入・入手可能なものです。入手方法は過去に紹介されているはずですが、見つけられない場合はコメント欄等でお問合せください。
コメント
いいっすね!=3231
001 [02/18 21:22]ななしさそ★51:針の廃棄方法だけお気を付けください<蛇足ですがインシュリン自己注射用の針で相当ポスター等貼られてます故…蛇足終わり、尿酸はアレでラジカルスカベンジャーやっているらしく、無くす訳にいかない癖に水溶性が低く、ちょっと濃度あがると結晶化しやがろうとする面倒な代物なのが…水大量に飲んで薄めてください。あと、魚卵の大量摂取後に是非測定をw ↑(313)
002 [02/19 01:34]Aガット:尿酸値ってこんな機器で測れるですね。自分も父親が尿酸値が高くて遺伝で30代後半から服薬してます。尿酸値下げるのってかなり難しいので、無理なら服薬した方が良いかもしれません。遺伝の場合は特に。 ↑(290)
003 [02/19 01:41]Aガット:あと痛風発作は一度なってしまうと、なりやすくなるらしいですね。体験した人の話を聞くと、およそ表現出来ない痛さで怖いです。 ↑(193)
004 [02/19 04:13]Sweet‘★1@NetHine:噂の「痛風鍋」を食べての計測を是非→ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000.... ↑(269)
005 [02/19 07:08]すきやき★57:水分取りましょう。 ↑(187)
006 [02/19 18:02]nyouさん@Asahi-Net:尿酸値8.9までいって発症した。3か月痛みが引かなかった。テレビで低脂肪牛乳がいいとやっていたので、アルコール摂取を半分にして低脂肪牛乳を飲み始めたら、基準値ギリギリだけど下がってそれから発症なし(3年)参考までにどうぞ ↑(244)
007 [02/19 20:56]。:健康診断受けてる時にこの機械を同時に使って誤差を調べて欲しい。 ↑(220)
008 [02/19 21:21]チュインくんの@Biglobe:エビオスと焼き鳥と寿司とビール飲と寿司たらふく食って測ってみて ↑(229)
009 [02/20 03:03]Aガット:自分も興味があるから、買って測ってみるかな。通院してるので、3ヶ月に一度くらい検査するし、比較できるはず。 ↑(180)
010 [02/20 03:07]Aガット:自分は36歳の時に通院初めて、1年間薬飲まずに頑張ったけど9.1まで上がったから服薬し始めました。それ以後は平均6.8標準偏差0.78ぐらいです。 ↑(248)
011 [02/21 21:13]UA@Plala:ウラリットという医薬品はクエン酸ですよ ↑(251)
012 [02/22 08:39]痛風です(泣)@Biglobe:発作時の痛みは、ひどく足をくじいた時の痛みがずーと続く感じです。普段から水を2L飲んで血が濃くならないようにしないと発作がでやすくなります。水を飲みすぎると水中毒になるので2Lが目安になります。内科受診して薬を処方してもらってください。 ↑(189)
013 [12/31 08:49]元気ジイちゃん:69にして痛風を味わいもんどりうってPCをしらべてようやくここにたどり着き今では自分でコントロール出来るようになった 君らは若いんやから自分の能力を信じて頑張って下さい ↑(38)
014 [06/15 16:44]しんちゃん@Asahi-Net:尿酸値が8.0になってしまいました(汗) 記事は大変参考になりました! 測定器欲しい! 現在amazonでも測定器が79.9ドル、テストピース単体では販売していないようです。。。 ↑(27)
015 [06/15 17:00]しんちゃん@Asahi-Net:テストピースは、日本のamazonで見つけましたが79.9ドルに機械で使えるのか? 高いし(汗) URLが長いので貼り付けしません。 ↑(30)
→カテゴリー:DIY自己医療(記事数:14)