2015.03.30
米西海岸のバイオハッカーグループ「Science for the Masses」が暗闇で視力を増強する目薬の実験に成功
深海魚の眼に含まれる光に鋭敏に反応するクロロフィル(Chlorin e6)とインスリンの混合物を目薬として人間の眼に滴下したところ数時間にわたり暗視能力が増強したそうです。
参考文献などを総合して考えると、このクロロフィルは網膜細胞内に浸透し、光を吸収した時にインスリン存在下で網膜細胞に光を感じた時と同じ電気的反応を起こさせると推測されます。
この実験の元となった論文は2007年にマウスを使った実験として報告されている下記でしょうか。
- Chlorophyll derivatives as visual pigments for super vision in the red.Photochem Photobiol Sci. 2007 Jul;6(7):775-9. Epub 2007 May 1. PMID:17609771
- 暗闇でも視えるナイトビジョン目薬、バイオハッカー集団が開発。50m先の闇に潜む人を発見 - Engadget Japanese 70 users144イイネ 895 Tweet
- A Review on Night Enhancement Eyedrops Using Chlorin e6 | Science for the Masses237イイネ 82 Tweet
- Science for the Masses21イイネ 14 Tweet
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2015.03.30米西海岸のバイオハッカーグループ「Science for the Masses」が暗闇で視力を増強する目薬の実験に成功1コメ
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