2015.05.08
宮崎県の農協が数千万円の質量分析機「LC-TOF-MS」を購入したわけ
質量分析機は「バイオ」というよりは「ケミカル(化学)」の分析装置ではありますが、これまで研究室でのみ使用されていた分析装置が一般レベルで使用されたという点で「DIYバイオ」に通じるところがあるので紹介します。
宮崎県の農協ではこれまで2週間かかる農作物の残留農薬を毎年多数行っていたそうですが、これを自前で短期間で行うために質量分析機を購入したそうです。これにより浮くコストは数千万円の価値があるとのこと。
機器はドイツ製だそうですが、地方の農協が購入した例はこれまで無く、メーカーの人が見学しにきたそうです。
農業なんて、バイオハッキングが活躍する余地が大きいと思っています。PCR装置があれば土壌細菌の状態や、作物がかかっている病気の種類を簡単に特定することが出来ます。いずれそういう可能性を示してみたいと思っています。
Category:#バイオハッカー用実験器具 #DIYバイオ
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