遺伝子操作された植物を一般の人が再度遺伝子操作を行い自然の姿に戻すプロジェクト「Common Flower/White Out」
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2013.12.27

遺伝子操作された植物を一般の人が再度遺伝子操作を行い自然の姿に戻すプロジェクト「Common Flower/White Out」

「Common Flower/White Out」(リンク先より)
「Common Flower/White Out」
(リンク先より)
 病害虫に強く、また高い収穫量を得るために農産物の遺伝子操作が進んでいます。この取り組みにより遺伝子操作された農作物は生命の設計図である遺伝子が書き換えられているため元に戻る事は無く、遺伝子操作された種をつけ地球上に永遠に残っていきます。このような遺伝子操作された農作物を拒否したいと思った場合、我々に出来ることはあるのでしょうか?

 プロジェクト「Common Flower /White Out」はDIYバイオバイオアートの活動を行う日本人の福原志保(Shiho Fukuhara)氏と、Georg Tremmel氏により計画された計画で、世界初の遺伝子組み換え商用植物である青いカーネーション(Florigene社製、サントリーの子会社)を専門家では無い一般の人の手で再び遺伝子操作を行い元に戻す事を目指しています。

 本計画はカーネーションを元に戻すことを目指しますが、これは遺伝子組み換え農作物や今後進んで行くであろうバイオテクノロジーに対する自己防衛手段になるとプロジェクトの計画者達は考えています。もし青いカーネーションを元の色に戻す方法が完成出来るなら、例えば害虫に強くなる耐性遺伝子を組み込まれた農作物から人工的に組み込まれた性質を取り除き、元の自然の性質を持った農作物に戻せるはずです。

 このCommon Flower/White OutプロジェクトはオーストラリアのArs Electronicaセンターで行われているProject Genesisという展示の1つとして2014年夏まで展示されています。

Category:プロジェクト

 Keyword:バイオアート/32



※当サイトで実施している実験において使用している試薬・機器は全て一般の人が購入・入手可能なものです。入手方法は過去に紹介されているはずですが、見つけられない場合はコメント欄等でお問合せください。

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