低コスト(全部で5000円程度)で培養細胞をデジタル撮影可能な顕微鏡を作れそう
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2021.11.11

低コスト(全部で5000円程度)で培養細胞をデジタル撮影可能な顕微鏡を作れそう

具体的にはこんな感じで培養プレート内の細胞をデジタル撮影可能に出来そうです。写真は上から撮影しているけど培養プレートを下から観察出来るように倒立に設置する計画。


白い部分はケンコーの「Do Nature」という名前の簡易顕微鏡です。目で見る分にはくっきりよく見えるお気に入りの簡易顕微鏡です。


倍率60〜120倍の可変で1760円


この接眼レンズ部分にスマホのカメラを押し付けると丸い視野で観察は可能だけど、今回はこの接眼レンズ部分を取り外します。


※下記、接眼レンズを取り外したくて全体を分解したものの最終的に意味が無いことが分かったのですが参考に載せます。

対物レンズ部分のネジを外します。


ネジを外した後、ここのネジを外すとパキっと本体のカバーを外すことが出来ます。


中身。滑らかに倍率が買えられるように本体の中は分解したところ


けっきょく接眼レンズの部分は本体と一体化していて取り外せませんでした。

このため最終的には、接眼レンズはまわりのプラスチックごと切り取りました(笑)。分解する必要無し。


次にWebカメラです。使ったのはロジクールのC270ってやつ。


2000円以下で買えます。

イメージセンサーの最大解像度は720p(1280×720)とのこと。いわゆる1メガピクセルって感じ。

安いし心置きなく分解


基板を取り出したところ。真ん中にマイクが付いていますが今回は不要ですね。左側にイメージセンサーの上にレンズがかぶさったパーツがあります。


裏からネジを外すとレンズがパカっととれてイメージセンサーがむき出しになります。


今回、何がやりたいかを示したのが以下の図。

要は顕微鏡観察をWebカメラでする時には顕微鏡の「接眼レンズ」もWebカメラ側のレンズもいらないのです。
ただ、スマホのカメラのレンズは取り外せません。これまで顕微鏡観察した像をスマホで撮影すると視野全体が使えず丸く切り取られた視野になってしまったのはこのせい。今回の場合は顕微鏡側の接眼レンズとともに、Webカメラのレンズもとりはずします。

↓2つのレンズを取り除いてこのように除く部分にイメージセンサーを押し当てると


視野全体にこのように映ります。四角1つが10マイクロメートルです。


写している目盛りはこれです。

10マイクロメートルの目盛りがくっきりと見えます。
下記はいつも使っている中華顕微鏡で、同じ目盛りと細胞を見たところですが



細胞観察に十分な解像度が得られていることが分かります。

もう少し解像度が欲しければ下記の商品はx250倍とさらに2倍の解像度があるようです。


この仕組みを利用すればWebカメラもインキュベーターも一体型の超小型培養・タイムラプス撮影装置が作れそうです。

解像度的には安価に実現出来ることが分かりましたが、ほぼ透明の細胞をクッキリと観察するための工夫が重要な気がしてきました。

普段使っている中華顕微鏡はこちら。俺は中国から直接この半額で買ったんだけど最近は買えないらしい。


↓ここなんか怪しいけど11160円送料込み。ちゃんと届くかどうかは知らんw

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