2015.11.19
自作の電気泳動装置&かんてんクックでDNA電気泳動してみるテスト(DNAそのものの観察はまだ)
やっと自作電気泳動装置が完成して通電していることは確認出来たので↓
↓研究用のアガロースがすごく高かったので食品用の「かんてんクック」で試してみることにしました(笑)

↓1%濃度でTBE緩衝液に溶かしパイレックスのガラス瓶に入れて家庭用レンジで溶かしたところ、研究用のアガロースと異なり、上半分がアワアワになってしまいます。あと全体的に着色している感じ。予想すると研究用のアガロースと比べて粘度が高い感じ。しつこく電子レンジで温め、静置しておいたら完全に透明になりました。

以前にアクリル板で作製したゲルトレイに流し込み固めます。写真は固まった後。着色しているのが分かると思います。これぐらいの透明度なら問題無いかな?

↓電気泳動槽の真ん中におき、TBE緩衝液を注ぎます。

↓DNA分子量マーカーは以前に購入したものを使用。

↓ゲルに適当に爪楊枝で穴をあけ、DNA分子量マーカーを流し込みます。

準備オッケー、電圧をかけます。
↓10分後。おぉ、色素がシフトしていく、いけそうです。

↓20分後

↓40分後

↓60分後

いけそうなので次にUV照射装置を作製しようと思います。今時ならUV波長のLEDでいけるのかな?
たまたま電気泳動槽を透明アクリル板で作ったので泳動槽の下から照射出来たら観察が便利そうです。アクリルはかなり紫外線を吸収すると聞くから無理かな?
Category:電気泳動装置
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