2022.03.31
植物ホルモン濃度など条件を変えてカルス培養の最適条件を検討したいと思っているのですが、自宅では大きな培養スペースは確保するのが難しいです。そこですごく小さな容器でカルス培養する環境を整えようと思います。使用しているヴィトロプランツのキットではある程度の液量が無いと無菌化に問題がありそうです。
今回使用したいガラスバイアルは培地が5mLしか入らないため、培地を注いだ瞬間に容器全体が冷えて滅菌されないことが心配です。まずはコンタミしやすい種で試してみた結果。最初にガラスバイアルに熱湯を注いで事前に温めた後に培地を注ぐことで5mLのこの小さなバイアルでもコンタミすることなく培養出来ることが分かりました。
アシュワガンダの種を植えたところ
使っている耐熱ガラスバイアルはこれ
培養設備はこれです。
下記の写真はうまく発芽したドラゴンフルーツの種
昨年とれたアサガオの種は1日で発芽してしまいました。
1週間も放置していたらパンパンに。そして何故か培地のゲルが溶けてしまいました。
同じ期間でドラゴンフルーツの種を入れた方は解けてません。アサガオの植物体が何かゲルを溶かすような成分を出している?
少し大きくなったら植え替えです。
TIPSですが、ヴィトロプランツのキットについている植物ホルモンNAA(ナフタレン酢酸)、BA(ベンジルアデニン)は研究室とかだといったん水とかアルカリ溶液に溶かすらしいですが、ストック溶液0.1mg/mL程度なら水に直接入れても根気よくシェイクすると溶けます。
↓ガラスバイアルは大量に注文しております。
↓自室のDIYクリーンベンチ内の様子
Category:#植物DIYバイオ
Keyword:ヴィトロプランツ/14
※当サイトで実施している実験において使用している試薬・機器は全て一般の人が購入・入手可能なものです。入手方法は過去に紹介されているはずですが、見つけられない場合はコメント欄等でお問合せください。
コメント
いいっすね!=5
001 [04.04 15:23]idenshi!!@YahooBB:3dプリンターええなぁ ↑(2)
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