2022.05.11
植物の細胞は「カルス」という状態で自宅でも比較的簡単に培養実験することが可能です。
↓普段はこういった100円ショップにあるような使い捨てコップやプラ袋で自宅でDIY植物カルス培養して遊んでいるのですが
これをアクセサリーのように持ち歩けないかなと。
最近は培養条件の検討のために非常に小さなバイアルで培養しており、キーホルダーにするには良いサイズです。
↓窓際の培養スペースで実験している様子
↓ニンジンカルスを植えたところ。ニンジンは中央部分の形成層を使って簡単にカルス培養を作ることが出来ます。
これらを外出中も持ち歩き観察出来るようにしたい。
↓使用している耐熱ガラスバイアルはフタがついていなかったので、3DプリンターでシンプルなフタをDIYして使っていました。
これをカバンなどにアクセサリーとしてぶら下げられるように改造します。
↓3Dプリンターで改良パーツを出力。
素材は引き続き柔軟性のあるTPUです(熱可塑性ポリウレタン、スマホのカバーなどで使われているもの)。この素材は3Dプリンターで出力する際にはゆっくり出力する必要があり1個出力するのに1時間ぐらいかかります。
↓まずヒモを通せるようにキャップにリング部分を入れてみました。
しかし、使用しているガラスバイアルはくびれがないため、この構造でフタにヒモを通して吊るすとすっぽぬけてしまいます。
そこでさらに改良しました。↓改良した下部パーツと、上部パーツ
↓下部とつなぐバンド
この3点でバイアル1つ分です。
↓下部パーツにバンドを挿入し、下部パーツとも固定すると出来上がるのが。。。。
↓完成品
この構造でカバンなどに吊るしても外れることは無くなりました。さらに改良を続けます。
Category:#植物DIYバイオ
※当サイトで実施している実験において使用している試薬・機器は全て一般の人が購入・入手可能なものです。入手方法は過去に紹介されているはずですが、見つけられない場合はコメント欄等でお問合せください。
コメント
いいっすね!=86
001 [05.18 11:29]通@So-net:持ち歩いていると振動で寒天がグズグズになって、本体が埋没しないですかね? ↑(43)
→カテゴリー:#植物DIYバイオ(記事数:24)