ウミホタル(夜光虫)もどきを顕微鏡観察!。DIY顕微鏡の改良すべき点が色々と見えてきた。
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2019.07.22

ウミホタル(夜光虫)もどきを顕微鏡観察!。DIY顕微鏡の改良すべき点が色々と見えてきた。


このドラ焼きというか半月状のやつかな?↓wikipediaとそっくりです。

こいつら、ほぼ透明で観察しにくいです。この像も光を横から当ててどうにか観察。大きさは1mm弱とかなり大きいです。観察した経緯ですが、先日からこの夜光虫モドキで遊んでいるのですが
なんかどんどん発光が弱くなってきているような(汗)。。。。原因を調べるべく顕微鏡観察してみたというわけです。使った顕微鏡は以前に紹介したRaspberry Piとレーザーポインターのレンズで作ったDIY倒立型顕微鏡です。くっそ適当なやつ。こんな感じ↓

↓Raspberry Piの公式カメラユニットの上にレーザーポインターのレンズを載せています。使用するレンズは当初ジャンクiPhoneを分解して取り出したレンズを使っていましたが、レーザーポインター用の3mmレンズの方が視野が広くて良いことが分かったので最近ではそちらを使っています。

本当はレンズを固定したいところですが、このRaspberry Piもカメラユニットも別用途でも使っているので、観察する時だけ上にこのようにレンズ乗っけて使っている状況です。う〜ん、美しくない。


それにしても観察しにくい。課題を挙げると
  • (1)ピント合わせを微調整出来る仕組みになっておらず、微調整がやりにくい。顕微鏡のステージみたいな仕組みが欲しい。
  • (2)さらに、この顕微鏡はカメラユニット専用で、目で直接観察出来ません。表示される画面はストリーミングLIVE映像ですが、画像が1秒近く遅延するのでピント合わせがしにくい。
  • (3)綺麗な像をとるためには光源の位置、強さに工夫が必要。LEDのような点光源では視野に入って邪魔、しかも撮影ユニットが自動で明るさ調整してくれないのでベストな明るさになるように光源の方を明るさ調整する必要があります。
  • (4)対象物が透明すぎて見えにくい。今回は観察対象の境界線が見えやすくなるように横から光を当てて誤魔化しましたが、それでも見にくい。何か下記で少し検討したような位相差とか微分干渉的なレンズの工夫が必要。
細胞は透明なので見えにくい。偏光・微分干渉フィルターをDIYする方法を教える本を購入「YOUR MICROSCOPE HOBBY」 /バイオハッカー・ジャパン
まずは(1)をどうにかしたい。ボルト&ナットでDIYするか。

もう面倒なので市販の倒立型顕微鏡買ってしまおうかなとも思っています。「倒立型顕微鏡」とは下から観察するタイプの顕微鏡です。今回のように無菌的に培養している生物を観察するためにはフタは開けたくないので下から培養するのが一番なのです。なぜか自由研究的用途で市場に出回っているのは上から観察する「正立型」ばかりで「倒立型」ははほとんど見当たりませんが下記が見つかります。

(候補1)iQcrew(日本のAmazon)
1万円ほど高くなりますがPC接続のカメラ付きモデルもあり。
(候補2)TELMUというメーカー(amazonスペイン、日本への発送不可)
(候補3)OPT-EDU(aliexpress)
どれも顕微鏡本体は同じにみえます。見た目もちょっと本格的でかっこよい!しかしDIYバイオ用のモノが増えすぎて置き場所に困るんだよねぇ。

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※当サイトで実施している実験において使用している試薬・機器は全て一般の人が購入・入手可能なものです。入手方法は過去に紹介されているはずですが、見つけられない場合はコメント欄等でお問合せください。

コメント

いいっすね!=9
001 [07.22 12:43]Sweet‘★1@NetHine:縁日のカラーひよこのような(苦笑)<なんかどんどん発光が弱くなってきているような。。 (3)

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