バイオハッカージャパン biohacker.jpRSS
バイオハック・DIYバイオ・自宅で行うバイオ研究・自分の遺伝子をハックする方法

 IT・電子技術が歩んできたように遺伝子・バイオ技術も企業や大学の研究室を飛び出し自宅で取り扱える時代が来るはずです。かつて、有名IT企業が自宅のガレージから始まったように、個人が自宅でバイオテクノロジーの革命を起こす日はもうすぐ。
ここは大企業・研究機関に頼らないバイオ研究を志す''バイオハッカー''のためのページです。

 


2018.07.20Fri/金

インスリンの作り方をオープンソース化する「オープンインスリン」プロジェクトは世界で一番意義あるDIYバイオプロジェクトかも

↑BTW


先日紹介したNHKのクローズアップ現代+

 でも取り上げられた「オープンインスリン」プロジェクトは今、世界で一番意義あるDIYバイオプロジェクトかもしれません。これが実現した暁にはノーベル賞級かなと思います(技術的にではなく社会的に。ですが)。
 糖尿病は国内で予備軍を入れて1000万人、世界では4億人の患者がいて、今後増え続けると予想されれている病気です。病状が進行した場合には体内で不足する「インスリン」というホルモンを注射してやる必要がありますが、タンパク質で出来ているこのインスリンは製造に細胞・細菌培養、酵素処理、精製などの高度が技術が必要で、製薬会社しか作ることが出来ません。

バイオの知識がある人向けに下記にインスリンの構造を示しますが、単なる1本鎖では無く、「プロインスリン」というペプチドが奇妙な形でS-S結合で連結されたのちに、不要部分が酵素により除去され「インスリン」が出来上がります。

図の出展元:インスリンの分泌量って? | 医師水野のアメブロ
すなわち単なる「タンパク生産」の知識だけでは不十分で「酵素の準備」「不要部分の除去」の工程が必要になります。(完成したインスリンに含まれる2本のペプチドのみを直接作って混ぜても正しくS-S結合が出来ず正しい構造にならないことが知られています。)

(省略されています。全文を読む

Category:プロジェクト

   記事ごとのページ・コメント




2018.07.05Thu/木

自宅で植物カルス培養にチャレンジ、培養3週間後の様子

↑BTW

↓入手した自宅で植物カルス培養キット

6月12日に培養開始しました。培養開始から3週間経過しましたので、現在の様子を観察しました。下記のような感じです。(1)ブロッコリーの先端部分

普通に伸びつつ、なんかグチャグチャしている部分があります?カルス???カビているだけ???鋼の錬金術師を思い出しました。

(省略されています。全文を読む

Category:植物DIYバイオ

   記事ごとのページ・コメント(3〜)



2018.06.23Sat/土

絶対見逃すな!NHK「クローズアップ現代+あなたが夢の発明の主役?DIYバイオ最前線」6月25日(月)夜

↑BTW

 日本におけるDIYバイオのマイルストーン的番組がついに放送されます。2018年6月25日(月)午後10時からNHKで放送されるクローズアップ現代+のタイトルが「あなたが夢の発明の主役?DIYバイオ最前線」です。ちょっとだけ協力してます。

 リンク先の画像を見るとこのサイトで何度も紹介しているShojinmeat Projectで自宅で動物細胞を培養している。るるまゆさん、渋谷のFabCafe MTRLに拠点を構えるBioClubのゲオルグさんが映ってますね。

 ほかに米国を拠点に自宅で医薬品「インスリン」を作る方法を確立してオープンソース化することを目指す「OPENINSULIN」プロジェクトを取材したのをがっつり見せてもらえるはずです。
オープンインスリンに関しては、近日中に詳しく紹介する予定です。

Category:未分類

 Keyword:Shojinmeat/9
   記事ごとのページ・コメント(3〜)



2018.06.12Tue/火

自宅のキッチンで植物のカルス培養にチャレンジ!

↑BTW


キット以外に必要なのは紙コップと熱湯ぐらいです。
↓先日取り寄せた植物のカルス培養お試しキットを試してみました。

紙コップに培地用粉末を入れて熱湯を注ぎます。紙コップは培地のゲルを固める「型」として使用するだけでポリプロピレン(?)の袋の中で培養する方式です。溶かしたゲルを袋に注いでブロック状に固めます。袋の中もそれなりに滅菌される感じ?ゲルは「ゲランガム」を使っており、他はショ糖と、BA(ベンジルアデニン)、NAA(ナフタレン酸)、主要塩類、主要ビタミンが入っており、これに独自開発の除菌剤が入っています。


(省略されています。全文を読む

Category:植物DIYバイオ

   記事ごとのページ・コメント(4〜)



2018.06.01Fri/金

ユーグレナ(ミドリムシ)なんてもう古い?タンパク質含量65%の藻を売りとするバイオベンチャー「タベルモ」、来春、日照量の多いブルネイに新工場、年間生産量1000トンに

↑BTW

↓ここで買えます。まあ健康に良さそうだけど緑色がスゴイな。でもクセが無くて飲みやすいらしい。
そしてアフリカのチャド湖では「ダイエ」という名前で貴重なタンパク現として自然に増えたものを食べていた長い食の歴史があるらしい。
非加熱らしいので、1つ買って自宅で増やせばいいんじゃないか?
この前みたいにペットボトルで↓簡単に増えそう。
それにしても将来のタンパク原は多様な可能性がありそうですね。植物由来に、昆虫由来に、藻に、人工培養肉と。

ちょっと調べると現在の肉の国内生産量は牛が50万トン、豚が130万トン、鶏が140万トンらしいです。あっという間にニセ肉に置き換わりそう。

そういえばアメリカではUSDA(アメリカ合衆国農務省)とFDA(アメリカ食品医薬品局)が、どちらが培養肉の規制当局となるかでもめ出しているみたいですよ↓培養肉に「牛(beef)」とかの用語を使うななんて声も

Category:未分類

   記事ごとのページ・コメント



2018.05.31Thu/木

植物のカルス培養がお手軽に自宅で試せる「ヴィトロプランツ」の無料お試しキットが届いた

↑BTW


 これは素晴らしい無料お試しキットですね。↑届いた全て。非常に洗練されています。
先日紹介した↓植物のカルス培養用試薬を販売する「ヴィトロプランツ」から無料お試しキットが届きました。

 植物バイオはまったく知識が無いのですが、含まれているキットは培養ゲル培地を作るための粉、ゲル培地に植え付けるための植物片を滅菌するための溶液を作る粉などです。ゲル培地は届いた粉に熱湯を注いで付属の袋の中に注ぎ固めます。こうすることで滅菌されたゲル培地が出来上がる感じ。やってることはゼリーつくりですね。滅菌用には2種類の溶液がついています。「培養」は雑菌の増殖を防ぐのが重要ですが、ヴィトロプランツ開発の方法を使えば、クリーンベンチも無しで指定の液体に浸すだけで滅菌出来るようです。

動物細胞の培養と比べてお手軽度が格段に高い感じです。

(省略されています。全文を読む

Category:植物DIYバイオ

   記事ごとのページ・コメント(1〜)



2018.05.25Fri/金

自宅DIY人工肉を目指すShojinmeat Projectから生まれたインテグリカルチャー社が3億円を調達

↑BTW

 何度か紹介しているDIY人工肉づくりを目指すShojinmeat Projectの主宰者、羽生氏が人工肉の産業化を目指して設立したインテグリカルチャー社が複数の投資家から合計3億円を調達しました。

 計画では2018年中にパイロットプラントを製作、2019年末から2020年初頭にかけて商業プラント1号機を建設する予定とのことです。そして2023年頃には既製品よりも2割程度高い値段で市場に流す計画だとか。最初はフォアグラ、化粧品などの少量で高価な細胞の培養からビジネスをはじめ、食肉などに展開する計画とのこと。

 今週、同社代表の羽生氏とお会いする機会があったのですが、インテグリカルチャー社での事業で、自宅でのDIY細胞培養をよりお手軽にするようなモノを販売する計画もあるように言っていました。期待したいところです。

Category:ビジネス・ベンチャー

 Keyword:Shojinmeat/9
   記事ごとのページ・コメント



2018.05.23Wed/水

自宅DIYバイオに便利なチューブスタンドを3Dプリンターで作製

↑BTW


最初、自分で適当に設計しようかと思っていましたが、検索したらすぐに使えるデータが多数公開されていたのでそれを使いました。出来上がりが2色になってますが1パーツです。途中でフィラメントが無くなりそうだったので、ダメもとで印刷一時停止して別のフィラメントを入れて続行させたら問題無く2色になりました(汗)。こういうツートンカラーも悪くないね!
使ったデータは↓


非常にシンプルな構造で、裏返して印刷すればサポート材無しで出力OKです。必要なフィラメント量は50gぐらいかな?材料費100円ぐらいでしょうか。

なお1.5mLチューブ8本、0.6mLチューブ×8本なデザインになっています。

Category:バイオハッカー用実験器具

   記事ごとのページ・コメント(1〜)



2018.05.15Tue/火

1000円で買える古いジャンクiPhoneからレンズを取り出して手持ちのスマホで顕微鏡撮影をする

↑BTW


↑手持ちのスマホとジャンクパーツで観察してみたところ。ちなみに1000円札の拡大です。
「顕微鏡」はDIYバイオを楽しむ上でぜひ欲しい装置ですが、良い顕微鏡は非常に高額です。先日紹介した自宅での細胞培養でも2万円弱の顕微鏡を使用しています。↓

 今回試したのは↓の方法。スマホのカメラに、もう一つのスマホのレンズを組み合わせ顕微鏡として使うというものです。

(省略されています。全文を読む

Category:バイオハッカー用実験器具

 Keyword:顕微鏡/21
   記事ごとのページ・コメント(9〜)



2018.05.08Tue/火

キッチン人工肉培養を目指し自宅でニワトリの有精卵の細胞を取り出し培養するブログ「るるまゆの実験ノート」

↑BTW


ブログ「るるまゆの実験ノート」

 自宅で人工肉培養を目指すShojinmeat_projectに参加している「おうち実験担当」な人のブログです。オーガニックストアや、通販で誰でも買えるニワトリの有精卵から、筋肉細胞を取り出し、クリーンベンチも無しで自宅細胞培養に成功しています。遠心分離は扇風機に15mLチューブを結び付け行っているとのこと。

 実験の一部にはまだ専門ラボ用の培養液などを使用していますが、それらをホームセンター、通販などで一般に手に入るものに置き換えるべく、FBS(研究用のウシ血清)を卵黄で置き換え、培地も手に入る素材(ビタミン剤とか栄養ドリンクとか)で自作し、培養した細胞の凍結保存にチャレンジしていくことを今年(2018年)の目標に挙げています。

細胞の観察は、16000円ほどで買える↓の顕微鏡を使用。

 植物の細胞培養(カルス培養)を自宅で実現している人はチラホラ見かけますが、動物細胞をこのように自宅で培養出来るようになったのは新しいですね。また、先日参加したshojinmeat projectの定例ミーティングでは彼女がこのようなDIY培養実験の報告をする一方、電子工作の得意な人が安価に作製可能な自作培養装置の作り方を披露するなど、様々な専門の人が知恵を出し合うことで徐々に自宅でDIYバイオする環境が整いつつあるようでした。

 今のところ、取り出した細胞をある程度まで培養・増殖させることには成功していますが、これから肉を作り出すには安直に考えると(1)何かしら細胞を無限増殖させるテク、(2)三次元培養して肉塊にするテク。が必要と思われます。また、継代培養は細胞をはがす処理が面倒なのでNIPAMとか物性変化素材とか使えたらよいですね。そういえば、shojinmeat projectには化学ベースの素材屋さんはいないみたいので、我こそはと思う人はぜひ参加を!

shojinmeat projectは人工肉培養の仕方を漫画にして公開しています↓

Category:バイオハッカー団体・コミュニティー

   記事ごとのページ・コメント(2〜)